プロはグリーンをはずしても、いとも簡単に寄せてパーを獲る。
その秘けつとなるのが 「手首の使い方」!
手首を上手に使えば、どんな状況からも寄る球筋が打てる。アプローチの“引き出し”を増やして、
グリーンまわりの達人になりましょう。
女子プロのアプローチの種類
寄せのバリエーションが少なくても強いのがプロ。多いほうが崩れないのがアマ
女子プロに「アプローチの引き出し」の数を聞いたら、2種類以下が48人と約半分でした。「こんなに少ない数でいいの!?」と思うでしょうが、引き出しの少ないプロは、さまざまな状況をシンプルに対応しているということ。それでもきちんと寄せられるのは、彼女たちは毎日さまざまな状況からアプローチを打っており、豊富な経験や優れた感覚をもっているからです。
では、アマチュアも同じように少ない引き出しでうまく寄せられるのか? それにはプロのフィーリングに近づく必要があり、かなりの時間と努力を要します。
そこでアマチュアにオススメなのは、プロとは逆に“引き出しを増やす”こと。感覚に頼るのではなく、状況に合わせてアドレスやスイングを変えて寄せる球筋を狙って打つ。引き出しの数は4つが理想ですが、少なくても2種類以上をマスターしてほしいですね。(石井 忍)
レッスン=アプローチプロフェッサー 石井 忍
●いしい・しのぶ:小誌ではすっかりおなじみになったショートゲームレッスンのスペシャリスト。理論だけでなくツアープロと活躍していた経験を生かしたその手腕は、プロが寄せの上達を目当てに専門コーチとして雇うほどのアプローチ博士。9月に初の書籍『「カン違い」さえなくせば誰でも10打縮まる!』(小社刊)を上梓。1974年生まれ。千葉県出身。
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