バンカーは打ち方の知識さえあれば、決してむずかしいショットではありません。それがわからない人のための基本から、フェアウェイバンカーの打ち方、むずかしい状況から脱出する方法まで、とことんレッスンします!
解説=タケ小山 こやま・たけあき
1964年生まれ、50歳。巧みな話術でテレビ、雑誌などマルチに活躍するプロゴルファー。東京都出身。
バンカー巧者は打ったあとにUFO型の跡を残す
バンカーがうまい選手といえば石川遼。アマにとって多いに参考になるので、ぜひ注目して見てください。上の写真の(3)では、おどろくほど細く長く砂とれていますが、このカラクリは左足下がりから打ったため。平らなライであればここまで長くはなりませんが、それでも打ったあとに
細長いUFOのような跡が残るのが、バンカー巧者の砂のとり方です。
ヘッドを鋭角に入れすぎると、ヘッドは深く刺さりボールは前にも上にも飛ばなくなる。打ち込みすぎず、バンスを使ってソールをすべらせるように打っています。
また、インパクト直後のフェースの向き(1)にも注目。開いたフェースは返していきますが、返しすぎに注意。
目標に対してスクエアな向きのままソールをすべらせていくと、狙った方向に向かって飛ばせるので方向性もアップします。
クラブを上手にコントロールするには、カラダを安定させることが大事。遼くんのように、
左ヒザ(2)はフィニッシュまで角度をキープして、左サイド全体の高さを変えない。これがバンカーの名手になる必須条件なのです。
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!