長さや重さ、ヘッド形状にシャフトなど、特徴ごとのベストスイングを解説。クラブの特徴に合った振り方をすれば、スイングもショットも向上すること間違いなしです!
写真=小林司、前田俊二、中野義昌/協力=太平洋クラブ成田コース
レッスン解説
関雅史 せき・まさし
1974年生まれ。QPの愛称で親しまれるティーチングプロ。ギアとレッスンの両面からの的確な指導で人気。東京・駒込に自身のレッスンスタジオ「ゴルフフィールズ」を構える。
解説クラブ
長め=フォーティーン ゲロンディCT-315(47.75インチ)
短め=タイトリスト 915D3(45.25インチ)
長めと短めは腕の使い方がキーポイント
ドライバーの長さの基準は46インチ。それより長い、短いによってスイングを変えれば、そのクラブを使いこなせます。
変えるポイントは下の写真のように、ダウンスイングでの腕の使い方に大きな違いが出ます。長めのドライバーであれば、切り返しからインパクトまで、左腕を長く使って大きな弧を描くように振る。これを一言で表すなら「静」のスイング。余分な動きがなく、軸を中心に動く振り子のようなイメージです。
逆に、短めのドライバーは振りやすいぶん、腕を積極的に動かす「動」のスイングが合います。野球のピッチャーでいえば、腕を思いきりしならせて投げる速球派のイメージ。ダウンでのタメは多めで、クイックにコックをリリースさせるのが理想。躍動感に溢れるスイングをしてください。
"長めドライバー"は腕の長さを変えずに振る
「静」のスイング
正しいダウンスイング
打ち急ぐと、長いからタイミングが合わない!
長めのドライバーをクイックに振ると、ヘッドの重さに負けて、ダフリや振り遅れて右プッシュなどが出る可能性が高くなってしまう。また、無理やりボールに合わせて打つスイングにもなりがち。
"短めドライバー"は腕をしならせて振る
「静」のスイング
正しいダウンスイング
リリースを早くするとボールが全然飛ばない!
シャフトが短いぶん、切り返しでタメができなかったり、コックが早くほどけてしまうとヘッドが走らない。そうするとヘッドスピードが落ちて弱々しいインパクトになるので、ボールにパワーが伝えられない。
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