アウトサイド・インのスイング軌道から出るフックとスライスは
フィニッシュを直せば曲がり幅が小さくなる!
フックが出やすいフィニッシュ
両手の位置が低くて右肩が高い。背中がまるまって左ヒザが折れ気味
これが正しいフィニッシュこのカタチに近づける!
軸回転ができて、前傾姿勢が保たれると、このようなフィニッシュのカタチになる。このカタチをまねることが大事。途中を意識するのではない
クラブをこのようにもって胸をはると、背中がまるまったり、右肩が突っ込んだりするフックのクセが直る
スライスが出やすいフィニッシュ
両手の位置が高く右肩が低い。左ワキがあいてカラダが反り気味
グリップエンドをへそにつけたこの素振りは、カラダ(とくに腰)の開きでフェースも開いてしまうスライサーに、とても効く
アマチュアの多くは、アウトサイド・インのスイング軌道で振っています。そして、アウトサイド・インだと、カラダもフェースも開いてスライスが出るだけでなく、右腕が強くフェースがかぶるとフックも出てしまいます。
スイング軌道やフェースの開閉をラウンド中に意識しながら修正するのは無理があるので、かんたんで効果的な修正法を少し繰り返したら、正しいフィニッシュのカタチをとることを心がけましょう。フィニッシュが正しいカタチに収まれば、スイング途中の軸回転や前傾姿勢の維持などが、それまでとくらべて自然によくなるので、結果的に球の曲がり方も少なくなるはずです。次回のラウンドで、ぜひ試してみてください。
●別府有里子(べっぷ・ゆりこ)――神奈川県出身。22歳のときゴルフをはじめる。「ゴルフ練習場でアルバイトをしていたら、お客さんにすすめられまして」。プロテストと予選会に挑戦しながら、LPGAティーチングプロA級資格を取得。現在は東京、神奈川を中心にレッスン活動をしている。「ミスの原因は、カラダの動きの悪いクセであることが多いです。可動域を広げて、カラダのケアをすることで、スイングはよくなります」。趣味はジャンルを問わない読書。
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