写真=小林 司/協力=レオパレスリゾート、レオパレスリゾートカントリークラブ
Miyu Nakai
なかい・みゆ――1991年11月5日生まれ。156cm。O型。高い方向性を武器にプロ入りを目指す、LPGA TPD単年登録者。兵庫県出身。フリー。
おっとりとしていて、友だちからも「天然だね」とよくいわれる美有ちゃん。ゴルフをはじめたきっかけや経歴についてのエピソードを訪ねると、キャラクターどおりの期待を裏切らない答えが次々と返ってくる。
ゴルフをはじめる前は両親の期待を受け、なんと劇団ひまわりに所属。CMの出演経験もあり、子役として活躍していた。そんな両親が劇団のプロフィールの趣味の欄に「ゴルフ」と書かせたいという理由で、レッスンを受けたのが初めてのゴルフ。するとコーチに「センスがある」といわれ、9歳のときに坂田塾に入った。
坂田塾といえば、両親とともに受ける厳しい面接が有名。「やる気はあるのか!」の問いに対して「はい!」と元気よく答えたが、本当はまったくやりたいと思わなかったそうだ。決して好きといえない気持ちで続けたゴルフは、中学まではまったく伸びず!目立った成績といえば日本ジュニア出場くらいだったが、それでもスポーツの名門・滝川第二高校にスポーツ推薦で入学。まわりの強くて上手な先輩に刺激され、ここで初めてプロへの意識が高まった。
高校卒業後は「大学へ進むのが当たり前だと思っていた」という理由で、迷わず大阪学院大学に進学。しかし、「早くプロになりたかったので後悔しました」。なぜ入る前に気づかなかったのかとツッコミたくなるが、3年生のときにはキャプテンに大抜擢。「4年生を差し置いてキャプテンなんてすごいね」というと、「ひとつ上の先輩がみんなやめちゃっていなかったんです…」と、またもや予想外の答えが返ってきた。
今年はステップアップで優勝して、レギュラーツアーにも出てシード権を獲ることが目標だというが「それって、プロテスト合格よりも大事!」と聞くと、んーとしばらく悩んだあとに出た答えが「神様にどっちかをお願いするとしたら、プロテスト合格をお願いしたいです」。「なぜ最初からそういわない」と、またもやツッコミたくなった。
ほかにも珍エピソードがあるに違いないと思い聞いてみると、忘れる失敗が多いとのこと。財布をなくすのはよくあることだが、奇跡的に中身もそのままで全部警察に届いたそうだ。ゴルフのことでは、大学に入ったばかりの合宿で、雨の日にグローブをつけるのを忘れたままティショットを打ったら、ドライバーがすっぽ抜けて目の前の池のど真ん中にナイスイン!パニックになって泣いたが、監督が泥だらけになって取ってきてくれたそう。「大変だったね」というと、「ドライバーって軽いから、水に浮くんですね」と、満面の笑顔で答える。「そこじゃねーだろ!」とまたまたツッコミたくなったが、おもしろいのでスルー。1日も早くそのボケが、優勝インタビューでも聞けることを期待したい。
オーバースイングやギッタン・バッコン防止は、両ヒザの「位置」と「向き」に注意!
自分の性格は自分ではよくわかりませんが、勝負ごとに関しては気が強くて負けず嫌い!でも、知り合いはだれひとり共感してくれません…。なぜでしょうか?ゴルフだって手堅くスコアをつくっていくタイプなんですが…。だから、わたしの武器は正確性です。
目標を正確にとらえるためには、ボールをミートすることが大切です。アイアンはとくに…
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