写真=小林 司/協力=レオパレスリゾート グアム、アディダスジャパン
Sae Yamamura
やまむら・さえ――1992年6月29日生まれ、22歳。155cm。A型。84期生。趣味は音楽鑑賞。得意クラブはドライバーとパター。福岡県出身。サマンサタバサ所属。
スポーツ万能で、とくに球技が好きな山村彩恵ちゃん。幼稚園から小学校低学年までサッカーに夢中になり、小4から野球をはじめようとしたところ、偶然、父が営む寿司店(ちなみに彩恵ちゃんはお寿司屋さんの娘なのに生魚が嫌い!)に坂田塾の関係者が訪れた。そこでゴルフの話を聞き、面接を受けたら見事に合格!ゴルフを本格的にはじめることになった。メキメキと上達し、高校は強豪ゴルフ部がある沖学園高校に入学。同時に福岡から神戸市にある江連忠ゴルフアカデミーに月イチで通い、ホテルに泊まりながら3日間レッスンを受けるなど、ゴルフ漬けの日々を送った。
高校時代の成績は華々しく、3年生のときには日刊アマゴルフで4位、団体戦優勝も勝ち獲った。12年にはプロテストに合格しQTも16位で通過。同年の富士通レディースで7位に入る活躍を見せた。
そんな彩恵ちゃんに自分の性格について聞いてみた。「良いところは、プラス思考ですね。なにか嫌なことがあっても笑える。悪いところは、すぐに忘れてしまうこと。あと、よく落ち着きがないって周りから言われます(笑)」
ポジティブシンキングになったのは最近だそうだが、その理由を聞くと、「いろんな失敗をしてきたからですかね。去年のQTも失敗したし(最終順位は111位)、前向きに考えざるを得ない状況になってプラス思考を意識してみたら、いまはすごくいい感じだし日々が楽しくなりました♪」。また、「勝つためには技術はもちろん必要だけど“人間としてできているか"がプレーに関係してくると思うんです」とも語り、技術面だけじゃなく、メンタル面でも成長し続けている。
そんな彩恵ちゃんの今年の目標はステップアップツアーで勝つこと。
「私はステップよりも先にレギュラーツアーに出てしまったので、賞金女王になるとか、目標を高くもちすぎてたと思うんです。地に足をつけて本当の実力がついてからレギュラーツアーに臨みたい。そのためには、まずステップで優勝したいです」
将来的には、オリンピックに出たいという夢ももっている。
「オリンピックだったら、ゴルフが好きとか関係なく、国中の人たちが見てくれますよね。私のゴルフでたくさんの人に感動を与えられたら、ゴルフの魅力が伝わるんじゃないかって思うんです。それでゴルフ人口が増えれば最高ですよね」
素晴らしいヴィジョンと心意気。オリンピックで活躍する彩恵ちゃんをぜひ見てみたい。
番手間の距離はマイナス5ヤードで調整!
飛ばない構えからしっかり打つ
クラブを極端に短く握りスタンス幅を狭くする
今月はドライバーが得意な山村彩恵が、アイアンのレッスンをお届けします♪え?「得意なドライバーを教えてくれないの?」って、そうなんです。得意なクラブは、あまり工夫しなくても上手に打てちゃうので、教えるのが得意じゃないんです…。だけど、アイアンは努力をしてきたので、レッスンの引き出しが豊富ですよ!
ということで、アイアンの距離の調整法をレッスンしますが、一般的に番手ごとの飛距離のピッチは10ヤードほどですよね。その間の距離が残ったとき、みなさんどうしていますか?私は5ヤード飛ばすことよりも"スタンスを狭くする"と"クラブを短く握る"で飛距離を5ヤード落として調整しています。
スタンス幅は肩幅よりも狭くして、グリップは極端に短く持つ。これでいつもより飛ばなくなりますが、きちんと5ヤードだけ落とすには…
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