バンカーショットが苦手な原因は、パワー不足と思っていないだろうか。シニアやレディスなど、とくにバンカーが苦手な人に、バンカー1発の脱出テクを伝授。パワーがないと出せないようなシチュエーションも、これで完全克服だ!
写真=圓岡紀夫/協力=久邇カントリークラブ
レッスン=藤原慶昌 ふじわら・よしまさ
1980年生まれ。ジュニア育成に定評があり、小手指グリーンゴルフを中心にレッスン活動をしている。東京都出身。
パワーは間違うと"リキみ"を生みミスを起こす
抵抗力の強いバンカーショットではパワーが必要と思いがち。しかし「どんなシチュエーションでも、バンカーでパワーが必要なショットはありません」と藤原はいう
リキみそうなライこそパワーは不要
バンカーが苦手なのに「チカラがないからしょうがない」とあきらめているアマチュアをレッスンするとき、ボクは「バンカーにチカラなんて必要ありません。かえってチカラがないほうが脱出率は上がるし、寄せワン率も上がります」と必ずいいます。
バンカーではエクスプロージョンショットという、砂を爆発させてボールを飛ばすテクニックを使いますが、その名前がチカラを想像させるのでしょう。砂の抵抗は芝に比べるとたしかに強く感じます。しかし、たとえ目玉のような状況でもチカラを使わずに脱出はできます。これから、そのコツを紹介していきましょう。
リキみやすいバンカーシチュエーション
(1)距離のあるガードバンカー
遠い=飛ばさなくてはならない、と考え、チカラを使って出そうとしがち。"チカラを使いたい"が"上体のリキみ"になり大ダフリを招く。結果、脱出できず大タタキの原因となりやすい。いくら遠くてもガードバンカーからピンまでは50ヤード以内がほとんど。パワーがなくても届く距離なのだ。
(2)背丈ぐらい深いバンカー
高くボールを上げなくてはならない深いバンカー。フェースを思いきり開き、ボールの手前をチカラいっぱいたたく。そんなスイングイメージがパワーを必要と思わせる。しかし、パワーを出そうとするリキみで…
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