ショートアイアンでグリーンに乗せたい

フェアウェイバンカーに入ったくらいで、パーオンはあきらめたくない！バンカーからのアイアンショットの打ち方、ミスの防ぎ方をお教えします。
構成＝長沢潤／写真＝小林司／協力＝カレドニアン・ゴルフクラブ



南本修 みなみもと・おさむ
1972年生まれ。D・レッドベターに学び、54ゴルフアカデミー(虎ノ門)、シーサイドゴルフ木更津で最先端の指導法をとり入れたレッスンを行っている。



ゴルフ歴30年、165cm、65kg。ラウンドは月4回。練習は自宅での素振り。フェアウェイバンカーに入ると、打数を重ねてしまうのが悩み。

岡澤さんのスイング

















苦手なシチュエーション

ショートアイアンでグリーンに乗せたい！

苦手な理由はコレ!

力を入れて強く振っているが砂の抵抗に負けている

軸の動かしすぎ、腕のリキみすぎで振り抜けていない

　バンカーでは「ボールを上げよう」とするので、右足体重になってダフりがち。でも「ダフらないように」と上から打ち込むと、ヘッドが砂に潜ってしまう。また、下半身が動きすぎるとヘッドの入る位置がズレてしまいますし、腕に力が入ると、カラダの回転が止まって振り切れません。

　いろいろなミスが想定されますが、じつは振り抜けないことが、バンカーでのミスのもっとも大きな原因なのです。軸を安定させてスムーズに回転できる準備をし、そのうえで腕を振り抜くこと。そうすればヘッドが入る位置も安定しクリーンに打てます。







苦手克服方法

土台を安定させて腕をやわらかく使う

左足体重キープで軸を安定させ肩を回して腕を振る

　まず土台をしっかりと作ります。カラダの真ん中に軸をイメージし、それをキープしてください。体重移動は必要ないので、真ん中に軸を意識したら左足に多めに体重を乗せ、そのまま振ります。慣れないうちは、両ツマ先を内側に向けて構えることをオススメします。下半身が安定するので、効果はテキメンです。

　軸をキープしてカラダをしっかり回すことが目標ですが、イメージとしては回転よりも腕を振ることを重視。肩などを早く回そうとすると軸がブレてしまいます。また、腕を振るには突っぱらずにやわらかく使う意識が大切です。

　軸がキープできればヘッドが入る位置は安定し、同時に振り切りもよくなります。それによってヘッドスピードも上がるので、ボールを飛ばしやすくなるでしょう。