日本のゴルファーは、約8割がスライサーといわれている。そして、そのほぼすべての人が、スライス解消に励んできた。しかし、いまどきドライバーは、スライサーのままでも飛ぶように作られている。だからもう、スライスを直す必要はない。スライスで、ガンガン飛ばしていこうじゃないか!
写真=相田克己/協力=グレンオークスCC
解説=鹿島田明宏 かしまだ・あきひろ
1965年、東京都生まれ。学生時代は日本大学ゴルフ部の主将を務め、1991年プロ入り。わかりやすく、ていねいなレッスンが好評。各誌にて活躍中。
曲がり方はそれぞれしかし、プロが打つとすべてドローに
「こんなに軽く打っても、ドローになるんですね」
そう鹿島田プロが驚くほど、最新ドライバーはつかまりがよかった。たしかに弾道データを見ると、ヘッドスピード42m/秒前後で"軽く"打ってもドローの弾道、ボールは左に飛んでいた。プロが打って左に曲がるということは、スライサーが打てばつかまるぶん、右への曲がり幅が減り、飛距離アップにつながるはず。それこそが、スライス歓迎ドライバーなのだ。
しかし、プロが打つとドロー回転で左に飛ぶといっても、その“度合い"はモデルによって、大きく違う。
「ボクがややアスリート向けのタイプを打つと、少し左に曲がるくらい。これがスライサーに特化したモデルになると大きく左に曲がります。だから、スライサーの人も自分のスライス度に合わせて、ドライバーを選ぶ必要があるのです」
スライサー"ウェルカム"ドライバー13本が集結!
ドライバーで曲がり幅が20〜30ヤード違う!
アマに多いヘッドスピード42m/秒前後に合わせて、プロがスライス歓迎ドライバーを試打!それを弾道測定器トラックマンで徹底検証してみました。
鹿島田が打ってややフックするクラブは
"ちょいスライサーさん"におすすめ!

▲ツアープロも愛用している『J815』は、プロが打つとわずかにドローがかかり、少し左に曲がるくらい。これは、"ちょいスライサー"にオススメだ
鹿島田が打って超フックするクラブは
生粋の"万年スライサーさん"におすすめ!

▲G30シリーズの中でも、スライサーに特化した『SF TEC』は、プロが打つと、極端に左に飛ぶ。だから、スライサーの人でも、大きく右に曲がる生粋のスライサーに最適なのだ
スライス歓迎ドライバーの共通点はコレだ!
共通点(1)
深重心ほど振り遅れに強い!

▲ドライバーには重心の浅いタイプ、深いタイプがあるが、スライサーの人には…
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
ツアープロ直伝レッスンが見放題!ゴルフレッスン、最新ギア、トッププロのスイング連続写真を毎日更新!
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!