誰もが知っているようでじつは知られていないギアの真相に、カノマタが深く斬り込む新・ギア企画の第3弾。今回のテーマはサンドウエッジの"ソール"。アプローチやバンカーショットの精度を上げてスコアアップするためには、どんな形状を選べばいいのか。これを読めば、自分にぴったりのソールが見つかる!
写真=相田克己/協力=平川カントリークラブ、マスダゴルフ
解説=鹿又芳典 かのまた・よしのり
ツアープロから一般アマチュアまで、その人のスイングに合わせたクラブを組み立てるクラフトマン。自身も競技ゴルファーとして試合に出場する。ブログも展開(golf-baka.com)
ウエッジのソールはココを見ろ!
リーディングエッジ
リーディングエッジが鋭角に尖ったモデルは、洋芝のようなボールが芝に沈みやすいライで有効。デメリットとしては、ヘッドが上から入ると地面に刺さりやすくなる。逆に丸みのあるモデルは、ヘッドが上から入っても刺さりにくく、ザックリなどのミスが出にくい。
ソール幅
ソール幅が広いと地面に当たる面積が増えるので、アプローチではソールが芝の上を滑ったり、バンカーでは砂に潜りにくくなる。逆に、ソール幅が狭いモデルは地面に刺さりやすくなるが、フェースを開くことで打ち出しの高さや打つ距離を調整しやすい長所もある。
トゥ・ヒールの削り
トゥ側を削るとフェースを開いてもてソールの先が地面に当たらない。ヒール側を削るとフェースを開いたときにソールが跳ねる度合いが軽減される。よって、フェースを開いて打つ人は削ったモデル(左)、フェースを開かない人は削っていないほう(右)がミスが出にくい。
ラウンドのありなし
ソールにラウンド(丸み)がついているモデルは、ソールが地面に当たったときに、入射角やフェースの向きを補正してくれる効果がある。フラットソールは補正能力は小さいが、アプローチではスピーディにヘッドが抜けて、バンカーでは砂をより弾いてくれる。
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