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カノマタギア 〜年内にゼッタイ!100を切るクラブ〜

100切りクラブをコースで試してみた(2)

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前のページで紹介した14本のクラブを手に、苙口さんに実際にコースを回ってもらった。


ティショット

芯を外しても前に飛ぶ。つかまりのいいクラブを!









「ティショットのスライスに悩んでいる」という苙口さんですが、思ったよりもスライスせず飛距離も出ました。それは、重心の深さがつかまりのよさを生み出し、大スライスを回避してくれたからです。

◎パー3のティショットの場合




飛び系アイアンはいつもより2番手くらい下げて打つとちょうどいいです。いつもより短い番手で打てればやさしさがグッと増し、大ミスが必然的に減ります。


セカンド

あくまで状況次第!残り距離でクラブを選ばない!



◎残り150ヤード、深めのラフの場合





残り150ヤードとなると、どんなライでも6〜8Iを手に取りがち。しかし、深めのラフなどライが悪いときは、グリーンに乗せるのではなく脱出優先。グリーンに近づけるだけでOKの短い番手で打ちましょう。3打目につなげるいい流れがつくれます。



◎残り180ヤード、ハザード越えの場合





距離もキャリーも必要なときはやさしく球を上げられ、グリーンに止める高さも出せるUTを使いましょう。アイアンより重心深度が深く、低重心設計なので、ロフト21度以上と立ちすぎていない番手なら高い弾道が楽に打てます。

◎残り200ヤード、深めラフの場合





深めのラフは、飛ばすより確実に前に運ぶことが重要。ボールが浮いていればUTでもOKですが、沈んでいるときはボールの下にヘッドをきちんと入れられる、ショートアイアンで刻むのが正解です。

◎フェアウェイバンカーの場合







フェアウェイバンカーでダフリは禁物。距離もあるからロングアイアンなどを選びがちですが、砂に刺さって飛ばない、上がらないミスが出やすい。ソール幅の広いUTは、ダフリに強くトップ目に当たってもボールが上がってくれます。アゴがかなり高くない場合は、UTの出番です!


ショートゲーム

ロフト違いのワイドソールで上げる、コロがす自由自在!



◎ピンまで残り20ヤード 花道から







ワイドソールのウエッジはダフリに強く、優しく寄せられます。とにかく寄せはソールをすべらせて、ミスヒットしても前に運ぶ意識が大切。このフォーティーンのキャニオンソールは、ヘッドが手前から入っても深く潜りすぎるのを防いでくれるスグレものです。

チッパーを入れるのもあり


◎ガードバンカー&バンカー越え





バンカーが脱出できずに大叩き…。そんな不安を一気に解消してくれるのがこのスマートソール。バンカー専用とうたっていますが、フェアウェイからもミスに強い。超幅広ソールが自然にすべってくれるから、普通に打つだけ高く上がってくれる最強のお助けウエッジですね。


14本はあなたの味方。すべてのクラブを駆使して回ろう!



 100切りに重要な「次につなげられるかどうか」というのは、ティショットからセカンド、セカンドからアプローチと、次をどういう状況で迎えたいかを考えた上での番手選びのことです。とにかく飛ばす、乗せることよりも大叩きにならない正しい状況判断とそれに適したクラブを選択できれば、100切りは難しいことではありません。

 また、自分の得手不得手を再確認しましょう。その状況からこのクラブを使って打ったら、どうなるか?もし失敗しても同じ過ちは2度と繰り返さない。では、その状況からうまく打つためにはどのクラブが適しているのか?そのために必要なクラブを追加することも積極的に行ってください。14本すべての特性を理解すれば、「全部が安心して打てるムダなものなど1本もない強い味方たち」となってくれます。この1セットをフル活用できるようになれば、100切りはもちろん、100を打たないゴルファーになれるはずです。

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