バンカーから脱出するだけでなくピンに寄せる技術が身につけば、パーがセーブできるようになる。出してワンパットの“砂イチ”が狙えるワンランク上のバンカーショットを身につけよう!
写真=田中宏幸/協力=神崎カントリー倶楽部
レッスン=市原建彦 いちはら・たつひこ
1978年生まれ。水上高校3年時に世界ジュニアを制し、卒業後プロ入り。06年に「アサヒ緑健よみうり」で初優勝。神奈川県出身。神崎CC所属。
球の高さと距離とバックスピンを操れるようになろう
普通のバンカーなら脱出はできるが、ちょっと条件が難しくなると途端に大きなミスが出てしまうのがアマチュアの常。そういったミスを減らすにはどうすればいいのか、「バンカーは好きだし得意」という市原建彦に聞いてみた。
「まずは、球の高さと距離を出す方法を身につけることですね。高いアゴのプレッシャーを感じたり、グリーンまで遠いなと感じると、リキんで大きなミスをしがちです。じつはこの2つの状況への対処法は、そんなに難しくありません。でも、その対処法を知らないと、出すことさえ困難に。球を上げようとか飛ばそうとしてスイングを乱してしまうのです。さらにもうひとつ、バックスピン量のコントロールを覚えれば完ぺきですね。球を止めたり、ランを出すのをコントロールできるようになると“砂イチ”(バンカーから寄せてワンパット)の確率はグッと上がります」
Part①
高い球でアゴをクリア
高いアゴは、バンカーで感じる大きなプレッシャーのひとつ。高さをうまく出せないと、アゴにぶつかって脱出すらできない。高さをしっかりと出す打ち方をマスターしよう。
Part②
遠いバンカーから距離を出す
30ヤード以上の距離をしっかり出せる打ち方を身につければ、ピンまで距離のあるバンカーも楽勝。グリーンに届かなかったり、リキんでダフるなどのミスもなくなる。
Part③
スピン量で止まり方を変える
状況に合わせたスピンコントロールも、砂イチの必須テク。バックスピンで球を止める、逆にスピンを減らしてランを出す方法を身につければ、どんなピン位置にも対処できる。
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