いまさら聞けないギモンを解決
グリーンの基礎知識
初めてのコースでもそのコースのグリーンがどういう状態か事前の情報収集でわかることがじつはたくさんあるのだ。その一部を紹介するゾ。
ギモン1
傾斜の大きさの単位は?
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グリーンの傾斜はパーセント表示が一般的
グリーンは大小さまざまな傾斜が意図的に組み合わされていて、ライン読みをむずかしくしている。2~3%の傾斜でボールの曲がりに影響が出るが、これはよほど注意しないと「見えない」傾斜。とくにカップまわりの傾斜はラインに影響が大きいので注意して見よう。
ギモン2
グリーンの速さはどうやって測る?
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専用の器具で計測数値が大きいほど速いということ
グリーンの速度計測には「スティンプメーター」とう専用の器具を使う。レール状の器具の一方の端にボールをセットして、器具を傾け、ボールが自然にコロがった距離を測る。一般営業のグリーンは8~9フィート、トーナメントのグリーンは10~11フィートくらいが普通。
ギモン3
18ホール中のカップ位置の振り分けは?
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手前2、真ん中2、奥2になっているのが普通と
カップの位置を長く固定すると、その周囲だけが早く傷んでしまう。それを避けるために、カップの位置は毎日変わる。一般的なのはグリーンを6分割して、ローテーションさせるやり方。たとえば、左図のようなグリーンだと、手前と奥、左右と真ん中が適度にミックスされたローテーションになるのが普通だ。

▲カップ位置は6~7日でローテーションさせる
ギモン4
フェアウェイ地点からカップ位置はわかる?
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ピンプレースメントシートを必ず見る習慣をつけよう
一般的なグリーンの奥行きは、30ヤードくらいあるので、手前のピンと奥のピンだと、使う番手が2~3番手も違うことがある。セルフプレーの場合、カートに積んである「ピンプレースメントシート」(カップ位置を示した図)を必ず確認し、距離を増減して打つようにしよう。
ギモン5
グリーンがふたつあるわけは?
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メインのグリーンを休ませるため
メインとサブの2グリーンは、日本独特のシステム。むかしはサブグリーンが「コーライ」という芝種だったが、いまはどちらも「ベント」という芝種であることが多い。ベントは本来、寒冷地品種なので、夏に酷使すると枯れてしまう。そこで、ふたつを使い分け、メイングリーンへの負担を軽くしている。
マスター室でグリーンの情報をゲットしよう
コースに着いて準備ができたら、まずマスター室へGO!グリーンに関する表示があったらしめたもの。「○フィート」と表示されているのがグリーンの速さで、数字が大きいほど速いということ。表示がなければ、スタッフに聞いてみよう!
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