レッスン

苦手克服集中レッスン 風の強い日

アゲインストでのドライバーショット

2016/2/16 21:00

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風が強いと「負けないように」リキんで大失敗…ならばと、風に乗せたがそれも距離が合わない…どうすればいいの?
構成=長沢潤/写真=内田眞樹/協力=日神グループ 平川CC



尾崎慶輔 おざき・けいすけ
レッスン:1991年生まれ。「フィーリングを生かすためにも基礎づくりが大切」が、今回の指導のベース。徳島県出身。平川CC所属。



49歳、ゴルフ歴10年、173cm、69kg。ラウンドは月2回。ドライバーは苦手。風が吹くと不安は増大する!

荻原さんのスイング














▲「風に負けないボール」を意識し、切り返しのタイミングがズレて、フェースが開いた




苦手なシチュエーション

アゲンストでのドライバーショット





苦手な理由はコレ!

強く打とうとしてカラダが突っ込み上からヘッドが入りスピンが増える



▲低く強く打とうとするとヘッドを上から入れがちだが、スピン量が増大するので風の影響を大きく受ける



突っ込むと胸が開いてカラダと手が浮くからもっと風に弱くなる



 風の強い日に限らず、インパクトを強くしようとすると、カラダが突っ込んで左に大きく動いてしまいます。また、カラダの回転も速くしがちですが、胸が早く開いてしまい手元が遅れるので、クラブは上から入りフェースが開く。その結果、出る球筋は、バックスピンの多いスライスボール。風の影響をもろに受ける弾道になってしまいます。

 地面にあるボールをアイアンで打つ場合もまったく同じで、低く強く打とうとすると、いつもと違うスピン量と打ち出し角になるため、風がなくても飛距離は乱れるでしょう。イメージどおりに打てないこと自体が、風の影響を計算してもそのとおりに打てない原因になっています。

▲上体が左に突っ込むと頭の高さがズレて、胸が開いて手が浮き、クラブが上から開いて入る





苦手克服方法

前傾角度を一定にし入射角を浅くする



胸を右に向けたままヘッドを低く入れて低く抜く



 風の影響を受けにくい弾道といえば、スピン量が少なめ。そのためには、レベルに振ることが必要なので、ヘッドを低い位置から入れるインパクトを意識しましょう。

 オススメのイメージは、胸を右に向けたままクラブを振ることです。左へ突っ込むことも、胸が開くこともなくなります。前傾角度をキープして振ることができ、インパクトでヘッドの入る角度(入射角)が安定します。

 その結果、ロフトどおりにクラブを使えるので、打ち出し角が一定になりますし、スピン量も安定します。つねに同じ軌道のボールが打てるようになり、風の計算もしやすくなるでしょう。

▲胸を右に向けた状態をキープして振り抜くイメージをもつと、左へ突っ込むことや前傾の崩れを防げる



▲カラダが左に突っ込まなければ浅い入射角でインパクトできるので、スピン量が減少する

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