レッスン

苦手克服集中レッスン バンカー越え

手前にバンカー。高いアゴを越えて寄せる

2016/8/2 21:00

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バンカーを越えようとするだけでプレッシャーがかかる。ショートしてバンカーに入るミスが出るのはなぜ?
構成=長沢潤/協力=JGM霞丘ゴルフクラブ



レッスン=込山郁哉 こみやま・ゆうや
1979年生まれ。2007年ティーチングプロB級取得。求めているスイングを見抜いてそれに合う的確な指導が好評。JGM霞丘GC所属。



30歳、178cm、70kg。空手で鍛えた筋肉で飛ばし、グリーンまわりまでは順調! でも、そこからが問題。とくにバンカー越えはミスが出る。

村山さんのスイング














▲「アゴを越そう」とする意識で体重が右足に残り、ロフトが寝たインパクトになっている




苦手なシチュエーション

手前にバンカー。高いアゴを越えて寄せる





ミスのパターン

高いアゴを越えるだけの高さを出そうとしてすくい打つとダフる



▲ボールを高く上げようとして、右足体重ですくい打つと、スイングの最下点が右にズレるのでダフってしまう



アゴを越すのに必要以上の高さはいらない



 普通のアプローチなら、正しく構え、どう打つのかというイメージをもっている人でも「高いアゴのあるバンカー越え」を意識した途端に、構え方や振り方が変わってしまうことがあります。高いアゴに目が行くと、どうしても高いボールを打ちたくなって、右足に体重を残したり、軸を右に傾けてすくい打とうとしがちですが、それがショートする大きな原因です。

 アゴが視界に入るとプレッシャーを受けますが「グリーンに届くのに必要な距離を打つだけでいい」という意識を強くもちましょう。左右の体重配分や軸の位置や傾き、そしてボールの位置もそれほど特別なことは必要はありません。いつもと同じことをするのが克服のカギです。

▲ボールを上げる意識にとらわれすぎて、必要以上に体重を右に乗せ、軸を右に傾けている





苦手克服方法

手首の角度キープでロフトどおりに打つ



左足に体重を多く乗せ左肩中心で腕を振る



 体重配分や軸の位置と傾きをいつもどおりにするのは、ロフトどおりにインパクトするため。それによってイメージどおりの高さと距離のボールが打てます。ロフトなりの高さでアゴを越えられるのなら、体重は左足に多く乗せ、軸はほぼ真っすぐにしてください。

 スイングは、左肩を支点にした振り子のイメージで振ります。支点を作ると左肩が浮かなくなり、アッパー軌道になるのを防げる。軌道の最下点もヘッドが下りてくる入射角も安定するので、ロフトどおりに打てます。

 また、ロフトどおりに打ち出すには、ボールをミートすることも大切なので、スイング中に手首は使わず、両手ともアドレス時の角度をキープしてください。

▲いつもどおりの①左足体重で左腕とシャフトを一直線にする ②両手首の角度は変えない ③スイングの支点は左肩



▲①②③をキープして振れば、入射角が安定するハンドファーストのインパクトができるので、ミスが大幅に減る

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