レッスン

苦手克服集中レッスン
~80ヤード前後の距離~

ピンまでジャスト80ヤード

2016/8/28 21:00

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飛んだり飛ばなかったりと意外と寄せにくいウエッジでのフルショット。「SWのフルで80ヤードならAWで狙ったほうが寄りますよ!」と目澤コーチ。ライや状況に合わせた打ち方をレッスンする。
写真=相田克己/構成=長沢 潤/協力=日神グループ 平川CC





レッスン=目澤秀憲 めざわ・ひでのり
1991年生まれ。アメリカにゴルフ留学し、日本では3人しか持っていないTPIレベル3資格を取得。4月からエースゴルフクラブ神保町でレッスンしている。東京都出身。



SWのフルショットで80ヤード飛ばす大学ゴルフ部出身の23歳。状況によって、SWが飛んだり飛ばなかったりするのが大きな悩み。

新井理沙さんのスイング














▲80ヤードはSWのフルスイングでぴったりの距離。「目いっぱい」を意識して力が入ってしまった




苦手なシチュエーション

ピンまでジャスト80ヤード





ミスのパターン

トップが大きいほどインパクトでブレが生まれやすい



▲「フルショット=強いインパクト」と考えると、力が入ってインパクトがブレる。少しでもダフるとショートする



SWのフルショットの飛距離を正しく把握できていない



 練習場でSWのフルショットが80ヤード飛ぶ。しかし、コースでも同じ距離が打てるとは限りません。なぜなら、フルショットはヘッドスピードが出るぶん、インパクトを合わせるのが難しいからです。練習場ではマットの上でヘッドが滑ってうまく当たることもありますが、コースではヘッドが手前に入ると芝を噛みショートします。そのうえ「飛ばしてやっと届く」意識でヘッドを走らせると、フェースの向きが不安定になるので、方向にバラつきが出ます。

 ピンを狙うのに飛距離も方向も合わないのは致命的。それよりも、AWで振り幅を小さくして、ミート率を高める打ち方をしましょう。

▲しっかりインパクトしようとすると、手を返す動きでヘッドは走るが、飛距離も方向も乱れやすくなる





苦手克服方法

SWの最大飛距離が80ヤードならAWに持ち替え抑えて打つ



小さめのトップから大きなフィニッシュをとる



 まず、SWからAWに持ち替えます。グリップを短く持ち、少しスタンスを狭め、ボールの近くに立ちましょう。そして、カラダをしっかり回し、時計の文字盤でいうと9時の位置まで腕を振り上げます。手でクラブを持ち上げない限り、トップは小さく収まっているはず。そこから、大きめのフィニッシュの位置(時計の文字盤で2時の位置)を目指して振り抜きます。これでAWでの70~80%のスイングとなり、狙いどおり80ヤードが打てるでしょう。

 大きめのフィニッシュをとると、しっかり振り切る意識をもつので、インパクトゾーンでゆるんだり、手の操作をしなくなる。ミート率が高まるし、クラブを短く持っているぶん、ヘッドをコントロールできるので方向も安定してくるでしょう。

▲時計の文字盤で、9時のトップから2時のフィニッシュまで振り抜けば、ゆるまずに振れる



▲グリップのロゴに親指がかかるくらい短く持つと、クラブを上手にコントロールできる



▲クラブを短く持ったぶん、ボールとカラダの間隔は狭まる。これも距離を抑えるコツ

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