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16年ドライバー ココが変わった!

2016年ドライバー ココが変わった!

2015/12/25 21:00

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ゴルフクラブ界の"新年"は早い。暦の上ではまだ2015年だが、すでに各メーカーからは2016年モデルが続々登場!今回はその新作ドライバーを徹底試打し、「前作との違い」や「2016年の傾向」を探ってみました。
写真=中野義昌 協力=ムーンレイクゴルフクラブ市原コース


解説=富井大輔 とみい・だいすけ
1973年生まれ。千葉県木更津市を中心にレッスン活動を行い、アマチュアから厚い支持を集めるプロコーチ。レッスンはもちろん最新ギアにも詳しく、一度打っただけでクラブの特性、タイプを鋭く分析する。


2016年ドライバーは、『重』『軽』の二極化!その重量差、40グラムオーバー!



かつてドライバーは300~310グラムが主流だったが、技術の進歩により、アベレージ向けやシニア向けは、年々軽量化が進んできている。例えば2016年モデルでは「ゼクシオ9」は27グラムのグリップ、46グラムのシャフトにより、ヘッドが重くてもクラブ総重量は270グラム台に。その一方で、アスリートやツアープロから好評の「M1」のように310グラム台の重めのモデルもあり、完全なる二極化の時代になった。




『重』『軽』は、ヘッドスピードで選ぶ!



重さの差はヘッドよりシャフトやグリップにあり



 新作ドライバー10本を順番に試打をしながら、富井の口から何度も聞かれたのは「これもさっきのとは全然違う」というフレーズ。16年の新作ドライバーは、似たようなスペックでもまったくの別モノになっているのだ。

「振るとわかる具体的な違いは、重さです。ただし、じつはどのドライバーもヘッド重量は200グラム前後で揃っています。その中で違いが出るポイントは、シャフトの重さや硬さ。グリップの太さや重量によるところが大きいですね」

 確かに近ごろのドライバーの純正シャフトは、30グラム後半から50グラム後半まである。また、ツアーモデルのグリップが50グラム前後なのに対して、アベレージ向きのドライバーでは20グラム後半のグリップもある。その差が振り心地の違いにも出ているようだ。

「ドライバー選びの第一歩は重さです。ヘッドスピードが40m/秒前後のアベレージゴルファーやシニア世代には軽量タイプが理想ですし、逆にドライバーで250ヤード飛ばせる人には総重量310グラム前後がオススメです」




▲すべて純正シャフトのフレックスSで比較しても、今回の10モデルの重量差は1番軽いものと重いもので40グラム以上。また300グラムを分岐点にすると、300グラム未満が5本、300グラム以上が5本とまさに「二極化」といえる。自分のヘッドスピードに合わせて、理想の重量を選ぶことがドライバー選びの第一歩だ。



"同じ460cc"でも弾道が全然違った!




今は、ほとんどのドライバーのヘッド体積が460ccだが、同じヘッド体積であっても「強い中弾道で飛ばしたい人」は浅重心のディープヘッド。「楽に打って、高弾道を望む人」は、深重心のシャローヘッドと、自分が打ちたい弾道を形状から選ぶことができる。

"同じヘッド"でもシャフトで別モデルに!




「ドライバーは、シャフトを変えると別モノになる」と富井。最近はヤマハ「RMX」シリーズのように、多彩なシャフトを選べるモデルも増えた。同じヘッドでも純正シャフトと60グラム台のカスタム系シャフトでは、まったく違うドライバーになる。


2016年は、どのドライバーが売れる!?


王者ゼクシオに、グローレとビッグバーサが挑む!





今年は9代目「ゼクシオ」の発売イヤーということもあり、売上げランキングにも注目が集まっている。試打し終えた富井に今回の売れ筋を予想してもらうと、「やはりゼクシオは、信頼を裏切らない完成度。ゼクシオユーザーがそのまま乗り換える可能性が高いですね。やさしさと飛距離性能を兼ね備えたグローレG、直進性の高さと日本人好みの打感が魅力のグレートビッグバーサが、ゼクシオに待ったをかけるかどうか期待します」

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