レッスン

男女ツアープロ+敏腕コーチ総勢38人が贈る
上達Hint!飛ばすドライバー
川村昌弘・小田孔明・三塚優子・金田久美子

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Hint!29・同じルーティンでアドレスすると大きなミスが出ない

どんな状況下でも自分のスイングをすることが大切
 練習場で練習しているのと、同じイメージで打つことが飛ばしのコツだと思います。それにはスイングを始動するまで、いつも同じ手順で動くことが一番。いったんコースに出てしまうと、いろいろな景色や状況のもとで打たなければなりません。でも自分のルーティンでスイングに入れると大きなミスが出ない。ミスが出たとしても、どこが悪かったのかわかりやすいので、次のティショットに向けて修正がしやすいと思います。


弾道をイメージできたら一定のルーティンでアドレスへ。いつでも同じリズムでできるようにする

●川村昌弘(かわむら・まさひろ)――1993年6月25日生まれ、19歳。172cm、72kg。ツアーデビューの昨年にトップ10入り4回。日本の次代を背負う期待の10代。三重県出身。マクロミル所属。

Hint!30・空中に的をイメージするとボールが上がる

打っていく方向の空中に的をつくり、そこに向かって打つとボールが上がって飛ばせる

●小田孔明(おだ・こうめい)――1978年6月7日生まれ、34歳。176cm、85kg。今季は開幕戦の東建で2位タイと好調にスタート。福岡県出身。フリー。

Hint!31・“チャー・シュー・メン!”のリズムで振る

自分のリズムで振ることが大事。小田は“チャー”で始動、“シュー”でバックスイング、“メン!”で一気に振り下ろす

的をイメージすると普通に振っても適度にボールが上がる
 飛ばすには適度な角度でボールを上げる必要があります。でも、自分で上げようとするとミスするからスイングはいつものまま。そのかわり、打ち出す方向の空中に的をイメージし、そこに当てるようにスイングします。こうするとカラダが微妙に反応するから普通に振っても適度にボールが上がります。

 自分のリズムで振ることも同じくらい大切。ちなみにボクは“チャー・シュー・メン!”と唱えながら振っています。



Hint!32・コースでしっかり振るコツは練習場でのマン振り!

練習場→10割スイング

コース→8割スイング

コースに出ても8割以下で振るのは力の抑えすぎ!
 コースでは方向性も重視しないといけないので、無意識に力を加減してしまいがち。でも、飛ばないアマチュアは加減しすぎです。加減しすぎた6割以下のスイングでは、飛ばないどころかミスヒットも多く出るので、せめて8割程度のしっかりと振るスイングをしてください。

 そのためには、練習場ではマン振りの10割スイングをしておく。事前に10割を体験しておけば、少しだけ加減する8割で振る感覚がわかるので、加減しすぎが防げます。

●三塚優子(みつか・ゆうこ)――1984年9月21日生まれ、28歳。172cm。ツアー通算4勝の飛ばし屋。茨城県出身。ほけんの窓口グループ所属。


Hint!33・左腕を長く使うときれいなフィニッシュがとれる

たとえミスヒットしたとしても、きれいなフィニッシュをとると大きなミスになりにくい

きれいに振りきるとスイング全体がよくなる
 フィニッシュはボールを打ったあとのことですが、きれいなカタチをとろうとすると、自然にナイスショットが出やすくなるものです。わたしの場合、打ったあとに両手が頭のヨコにくるまでは左腕を伸ばし、それ以降にたたんでいきます。

 イメージとしては「左腕を長く使う」という感覚です。こうするとフォローでのスイングアークが大きくなり、ヘッドの軌道もよくなるのできれいに振りきったフィニッシュがとれます。


Hint!34・「インパクトは通過点」と考え意識せずに打つ

振りきってきれいなフィニッシュをとるためには、インパクトでなにかしようとせずに、インパクトは単なるスイングの通過点と考えて振る。ボールがあることも意識しないでヘッドを走らせれば、ヘッドピードも上がる

●金田久美子(かねだ・くみこ)――1989年8月14日生まれ、23歳。166cm。ツアー2勝目を狙うビジュアル系女子プロ。愛知県出身。ミュゼプラチナム所属。

Hint!28・[レッスン用語解説]ルーティン
 もともとは「決まりきった仕事」「型にはまっていること」という意味の言葉。ゴルフではおもに、打つ前に一定の動作でアドレスにはいる動作を指す。いかなる番手や状況でも同じ動作とテンポでアドレスすることがいいとされる。

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