レッスン

アイアン・アプローチ・バンカー
コースで超役立つ
状況別打ち方

初中級ゴルファーは
インパクトのカタチで構えてドローを打つ

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枝の下を通す低い球

▲距離は200ヤード近くあるが、フルショットだとはり出した枝にボールが当たりそう。枝の下を通しながら飛距離をかせぎ、グリーン近くまで運べる低い球を狙い打つ



 ここで登場するプロは、三者三様の打ち方でボールを低く抑えています。

 なかでも初中級者のアマチュアがもっともまねしやすいのが、手嶋プロの打ち方。スタンスを狭めたコンパクトなアドレスをとり、少し腰を切ってロフトを立てて当てるインパクトのカタチを事前につくって構える。このカタチを実際のインパクトで再現すれば、意図したどおり低い球が打てます。

 また、球筋はドローがオススメ。ドローボールはスライスよりも高さを抑えられるので、スイングのイメージもフックを意識して打つと、低いライナー系の球が簡単に打てます。

チェックポイント
●アドレス
 インパクトのカタチをつくる
●スイング
 フックをイメージ
●バックスイング
 シャットフェースをキープ
●インパクト
 上からかぶせて打つ

極端な左足体重もボールを低く抑えるコツ
後方

正面

ハンドファーストの左足体重で構えたら、腰を少し切ってインパクトのカタチをつくる。フェースはかぶせ、シャットフェースのままスイング。自然に低いドローになるので、飛びすぎと左に行きすぎに注意。全体重が左足に移るくらい体重を移動させると、より低い球が打てる

手嶋多一
●てしま・たいち――1968年10月16日生まれ、44歳。172cm、70kg。カシオワールドオープンなど通算6勝。福岡県出身。ミズノ所属。

左荷重で左に傾いた背骨の角度をキープ
後方

正面

通常のフルショットに近い打ち方だが、体重は左足に多くかかっている。左荷重にすることで背骨が少し左へ傾き、この角度を切り返しでも変えずに打つと出球が低く抑えられる。スイングを大きく変えずに、球筋だけを低くできる打ち方だ。

近藤共弘
●こんどう・ともひろ――1977年6月17日生まれ、36歳。167cm、60kg。11年つるやオープンなど通算5勝。愛知県出身。フリー。

フェースの返りを抑えたパンチショット
後方

正面

ボール位置を右足に寄せパンチショット気味に打つスイング。振りきらないコンパクトなスイングをするので、番手を上げて飛距離を出す。ハンドファーストでロフトを立てたら、ヘッドの返りを抑えて振る。ボールに浮力がつかないので出球が低く抑えられる。

横田真一
●よこた・しんいち――1972年2月6日生まれ、41歳。168cm、75kg。10年キヤノンオープンなど通算2勝。東京都出身。サクセスプロ所属。

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