レッスン

アイアン・アプローチ・バンカー
コースで超役立つ
状況別打ち方

バンカーから高く上げるコツ!
カラダとフェースの両方をターンさせる

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アゴの高いバンカー
アゴが近くても高くても一発で出します♪

▲距離は30ヤード。問題は自分の背丈ほどもある高いアゴと、そのアゴまでの距離が5ヤードしかないこと。打ち出しから高く上げ、なおかつ30ヤード飛ばす距離感が必要となる


 アゴが高いうえに近い状況は、フェースを目いっぱい開いて、ストロンググリップで握ります。ただし、このまま振ったらネックや刃で打ってしまう。そこで、カラダのターンに合わせて目いっぱい開いたフェースもターンさせながら低く振り抜く。こうすると、クラブを振るスピードにヘッドをターンさせるスピードが加わり、スピードとパワーの両方がアップするので、ロフト以上の高い球が打てます。

 フェースをターンさせると、開いて寝せたロフトが立つインパクトになりますがそれでOK。最上級のエクスプロージョンができるので、ボールは勢いよく上方向へと飛び出し、楽々アゴを越えていきます。

チェックポイント
●アドレス
 フェースを極端に開く
●スイング
 スライスをイメージ
●インパクト
 開いたフェースを閉じる。
 右足体重

ダブルターンで砂を大爆発させる
後方

正面

スタンスは開いていないが、フェースは目いっぱい開きストロンググリップで握っている。左足に体重を移動させずに、ボールの右側に頭を残しながらベタ足でヘッドをターン。カラダとヘッドのダブルターンで砂の大爆発を起こし、ボールを高く打ち出している

原口鉄也
●はらぐち・てつや――1974年7月27日生まれ、38歳。165cm、74kg。得意クラブのSWは、テクニックにもギアにもこだわりあり。和歌山県出身。フリー。

オープンやカットにしないほうが力を出せる
後方

正面

藤田プロもボールは左足寄りにセットするが、スタンスはほぼスクエア。大きく開いたフェースとカラダをターンさせるが、極端なカット軌道では振らない。これは開いて構えたりカットに振るとパワーが出ないので、高く上げるためのエクスプロージョンが使えなくなるからだ。

藤田幸希
●ふじた・さいき――1985年11月22日生まれ、27歳。168cm。10年日本女子プロゴルフ選手権など通算5勝。静岡県出身。フリー。

シンプルにカラダの回転をメインに振る
後方

正面

上のふたりのプロとは異なる「ワイドなオープンスタンス」で打っている。この打ち方は体重を移動させず、右足体重をキープしながらカラダを大きく回せるのがメリツト。フェースはターンさせずに開いたままの状態で、カラダを回転メインに使ったシンプルな打ち方だ。

三塚優子
●みつか・ゆうこ――1984年9月21日生まれ、28歳。172cm。日本女子プロゴルフ選手権など通算4勝。茨城県出身。ほけんの窓口グループ所属。

アゴが高いバンカーは
フェースを大きく開いて上から打ち込む

▲フェース面がほぼ真上を向くようにセットし、スタンスもややオープンにする


▲フェースを開くほどバンスが活用できて、脱出が簡単になる



ヘッドを上から打ち込むほど球は高く上がる

 SWのフェース面が真上(空)を向くくらい、フェースをオープンにセットし、ボールをいつもより左に置きます。アマチュアの大半はフェースを開いているつもりでも、開き方が不十分なので注意しましょう。

 アゴが高いからといって、すくい上げる動きは厳禁です。反対に、バンスを砂にたたきつけるような感じで、ヘッドを上から打ち込んだほうがボールは高く上がります。

バンスを砂に当ててしっかり振り抜く

▲打ち込んで終わり、では高く上がらないので、リストターンしながらしっかり振り抜こう


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