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堀奈津佳プロのFW・UTレッスン
FW・UTは大振り禁止! "75%スイング"なら バーディが獲れる!

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プロデビュー1年目から2勝をあげ、2勝目では4日間競技のツアー最少ストローク記録を樹立。そんな堀奈津佳の最大の武器は、キレキレのコントロールショット 長いクラブでもしっかりラインを出すテクニックをレッスンします。

▲ルーキーイヤーに2勝でブレイクした堀奈津佳プロ。4日間で21アンダー!最少ストローク記録も更新!




トップやフィニッシュで、ヘッドが下を向くほど大振りしない。コンパクトなスイングから放たれたボールは、目標に向かって一直線に飛んでいく


ミート率を高めれば飛距離が落ちる心配はいらない

 FWやUTのように長いクラブも、コンパクトに振ればラインを出せます。コンパクトにする度合いはスリークォーター。フルショットを100としたら75%くらいの大きさで振ってください。

 75%しか振らないと、スイングが小さすぎて飛ばないのでは? と思う人もいるでしょうが、75%のつもりでも実際は8割くらいまで大きく振ってしまうので、75%のイメージがちょうどいいのです。

 それにコンパクトにするとミート率が上がるので、飛距離はフルショットとほとんど変わりません。





堀がライン出しをするときの、スリークォーターショットと通常のフルショットのトップ(写真上)とフィニッシュ(写真下)を重ねて比べてみた。カラダの回転量はあまり変わらないが、スリークォーターのほうが手の位置はかなり低く、ヘッドは高い位置にある


打つときに注意するところ[1]
カラダをしっかりターン

▲インパクト後はカラダをターンさせて振りきる。お腹が目標を向くまでターンすると、カラダの回転が上がるので飛距離も伸ばせる



フィニッシュでお腹をきちんと目標に向ける
「スイングをコンパクトにしてください」というと、クラブを手で上げて小さなトップをつくる人が多いですが、カラダを回さないコンパクトは手打ちと同じ。胸をトップまでに右、フォローでは左を向くまでカラダをきちんとターンさせましょう。フィニッシュではお腹も目標に向けると、振りが鋭くなって飛ばせます。


打つときに注意するところ[2]
切り返しで打ち急がない

▲切り返しで加速させず、ゆっくり切り返してインパクトに向かってスピードを徐々に上げるイメージで振る



タイミングが早くなりがちなのでゆっくりを意識する
コンパクトでもリズムは一緒。クラブをいつもより振り上げない手の位置が低いトップは、切り返すタイミングが早くなりがちですが、打ち急いで早くクラブを下ろしてしまうのはミスの素。小さなトップからゆっくりと切り返し、インパクトに向かって徐々に加速させていくイメージで振りましょう。



コンパクトに振っているが、カラダの回転は全体的に大きい。ライン出しでも鋭くターンすることを意識して振っている

堀奈津佳プロのスイングを連続写真でチェック


▲打ち急ぐと上体が目標方向に突っ込んでしまう



堀奈津佳
●ほり・なつか――1992年7月6日生まれ、21歳。159cm。アース・モンダミンカップでの通算21アンダー(1イーグル・22バーディ・3ボギー)は、4日間大会の最少ストローク記録を更新。正確無比なショットが武器のボールストライカー。徳島県出身。サマンサタバサ所属。

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