レッスン


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植村啓太 うえむら・けいた
1977年生まれ、36歳。多数のプロやアマの指導経験をもつプロコーチ。近年はレッスンの場をマレーシアにも広げ、ゴルフ上達のために国内外で精力的にに活動中。K'sアイランドゴルフアカデミー代表。


[レッスン21]
スライサーは軸を「右に傾ける」、フッカーは「真っすぐ立てる」


軸を右に傾けたままスイングするとカット軌道が直る

スライスの大きな原因はカット軌道。軸が左に倒れるとヘッドが外から鋭角に入ってしまうので、あらかじめ軸を右に傾けて構え、右傾きのまま振ってください。フッカーはダウンからフォローにかけて、カラダの回転を止めないようにする。軸を真っすぐ立てて左股関節を意識し、切り返したら左股関節の上で回り続ければ回転は止まりません。真っすぐな軸は、クロスハンドで握ってからいつものグリップに戻すと、軸をきちんと立てられます。

▲フッカーはクロスハンドにしてから普通の握り方に戻し、軸を確実に真っすぐ立てよう



▲ダウンで軸が左に傾くとアウトサイド・イン軌道になってしまうので、右傾きの軸にして突っ込んでしまうのを防ぐ




[レッスン22]
スライサーはボールを「トウ側」、フッカーは「ヒール側」にセット








トウセットで遠く、ヒールセットでボールの近くに立つ

ボールをセットする位置で、カラダとボールとの距離を変えてください。トウ側にセットしてボールとカラダとの距離を離すと、軌道がフラットになるのでカット軌道が直ります。また、写真のように引っかくようにボールをとらえるので、つかまりがよくなります。フッカーはヒール側にセットし、ボールの近くに立つ。クラブを振るスペースが狭くなるぶん、フック防止の写真のようにカラダを回して打とうとするので、回転を止めずに打てるようになります。


[レッスン22]
スライサーは左ツマ先を「閉じる」、フッカーは「開く」




カラダを回す、回さないに大きな差が出る

インパクトでスライサーはカラダが開き、フッカーは回転が止まって手だけを返してしまいます。これらの欠点は、左ツマ先の向きで直しましょう。カラダが開いてしまうなら左ツマ先を閉じる。左サイドを止めてインパクトできるので、カラダの開きを抑えられます。回転が止まってしまうなら左ツマ先を開く。切り返し以降でカラダを回しやすくなるので、スムーズに回転しながらボールが打てます。

[左]左サイドが止まり右肩が前に出なくなるので、スライスを防ぐインサイド・アウトの軌道で振れる
[右]左ツマ先が開くと左に回転しやすくなるので、腕の振りに合わせて腰を回していける

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