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回転するスピードが上がるほど
フィニッシュはきれいに決まり、飛距離は伸びる!





▲始動はクラブをカラダの回転で上げていくが、ハーフウェイバック以降はコックを使ってヘッドを高く上げる。そのときにはたらくヘッドの慣性を利用して、カラダをスムーズに大きく回していく













▲フォローからフィニッシュにかけては左手首を折るコックを使う。この動きがダウンスイング以降のヘッドとカラダの回転の加速につながる



ローリー・マキロイのスイングを連続写真でチェック!

コックでヘッドの慣性を上げて回転力を強める

 平均飛距離が300ヤードを超えるマキロイのスイングは"フルターンスイング"。インパクトでボールを強くたたくのではなく、カラダ全体を鋭くスピーディに回す回転力で飛ばしています。

 勢いよく振りきってもフィニッシュでビタッと止まれるのは、回転力の強さの賜物。カラダを回すスピードが上がれば上がるほど、コマと同じように軸や重心が安定するので、マキロイのように振りきったあとも長く静止できるバランスのいいフィニッシュがとれるのです。

 スピーディな回転を生むコツは、コッキングです。マキロイはバックスイングでもフォローでも、クラブが腰より高い位置に上がったときにコックを積極的に使っています。コックを使うとヘッドの慣性が上がるので、カラダの回転にも勢いがつく。これがカラダをより大きくスピーディに回す動きをサポートしてくれるのです。

 コックを使って回転力を上げるとヘッドスピードが上がるのはもちろん、前述したように重心が安定するので、カラダも手元も上下左右にブレません。フェース上の一番飛ぶポイントでヒットしてから、きれいなカタチで止まるフィニッシュが自然にとれるようになります。



ローリー・マキロイ Rory McIlroy
1989年5月4日生まれ。175cm、73kg。今季はメジャー2勝(通算3勝)をあげワールドランキングでトップに立つ。ドライビングディスタンスは300ヤード超え(311.2ヤード)で2位につける。北アイルランド出身。※データはすべて9月10日現在のもの


解説=中井学 なかい・がく 
1972年生まれ。本誌でおなじみ教え上手のプロコーチ。ドライバーの飛距離は300ヤード級の飛ばし屋でもある。大阪府出身。

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