飛ばせる"力感"を身につけよう
右足の"ガマン"がパワーを生む

右カカトが浮くのが早い人は"力感"が入るのが早すぎる

　飛ばしにおいて伊澤が重視するのが「力感が入るタイミング」だ。

　「切り返してすぐはクラブがまだ高い位置にあるので、ここで力が入ってしまうとインパクトまでにパワーロスしてしまいます。理想をいえば、クラブが時計の8時くらいの位置に下りてきてから力感を出したいですね」(伊澤)

　力感のバロメータとなるのが右足。インパクト直前までカカトが浮くのをガマンすることで、飛ばしのパワーが生まれる。

トップではしっかりと右足に体重が乗っている




解説＝伊澤利光 いざわ・としみつ
1968年生まれ。46歳。日体荏原3年時に、後輩の丸山茂樹らとともに高校選手権で優勝。89年に大学を中退してプロ入りし、以後アメリカの下部ツアーを転戦。93年からは日本ツアーで戦い、01、03年の2度、賞金王に輝く。現在は福岡市内で「伊澤ゴルフアカデミー」を主宰。