永井花奈の真似したいポイント
トップで左足・左ヒザ・左肩を一直線に揃える

いまどきのジュニアゴルファー、とくに女の子はドライバーが得意と答える選手が多い。たしかに、いとも簡単にフェアウェイに運ぶが、その秘けつってなに？注目のジュニア2選手にスポットを当てて、キャディ兼コーチに曲げないポイントを聞いてみた。




「左足、左ヒザ、左肩」が一直線にそろうトップで目標へ押し出すパワーを溜める

　曲げないボールを打つためには、パワーも必要です。花奈ちゃんは柔軟性は高いですが、パワーは一般男性よりも圧倒的に低い。でも、当たり負けずにボールを目標方向へ打ち出せる大きなパワーを生み出すのは、左足と左ヒザと左肩のラインが一直線にそろうトップにあります。この3点をそろえると、右サイドにパワーが溜まります。カラダが流れるスエーや伸び上がりが防げるので、ボールを右サイドで押し込むインパクトができるのです。

　このトップは、カラダが固い人でも簡単につくれるまねやすいポイント。トップが浅くなってもいいので、左足と左ヒザと左肩が一直線にそろうカタチをつくり、体重と捻転したときのパワーを右サイドで受け止めてください。 (小野寺)



















永井花奈 ながい・かな
17歳（日の出高校3年生）。アマチュアではいまもっとも優勝に近いトップジュニア。昨季は日本女子オープンで3位に入り、今季もTポイントレディス12位タイ、バンテリンレディス14位タイなど、プロに引けをとらない活躍を見せる。


小野寺誠 おのでら・まこと
ジュニア時代から単身アメリカ留学など精力的にゴルフの知識と腕を磨く。96年プロ入り。近年は指導者としての活動をメインに、男女・プロアマを問わず総合的なレべルアップをサポート。多くのゴルファーを上達へと導いている。