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美人コーチのスペシャルレッスン

イラストが好きな新米ママさんプロ
林綾香のアプローチの基本

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Ayaka Hayashi
はやし・あやか――1987年3月22日生まれ、27歳。148cm。O型。84期生。妹は歌手の林明日香。弟もプロゴルファー。大阪府出身。フリー。長男・大喜くんは6カ月。


 綾香ちゃん小学6年のある日。両親が弟を練習場へ連れて行きました。でも弟は「3人のお姉ちゃんのうちだれかが一緒にやらないとイヤ!」といい、お母さんはとりあえず家に電話をしました。その電話に出たのが、次女の綾香ちゃんでした。綾香ちゃんは「宿題やっているから無理!」と断りました。お母さんは「宿題をやらなくていいから練習場に来て」といいました。「それならば行く!」となったのが、ゴルフをはじめるきっかけでした。

 はじめてすぐに出場したジュニア大会で優勝。必然的にプロゴルファーになるものと思い、高校も大学もゴルフ部がある学校に進学したが、全国区の同世代の実力を目の当たりにして、もっと厳しい環境でやりたいと大学を中退しました。その後、江連ゴルフアカデミーの門をたたいてがむしゃらにガンバりましたが、プロテストは失敗。単身、アジアやヨーロッパの試合やQTに挑戦して腕をあげ、10、11年と日本のQTでファイナルまで進みましたが、プロテストはまたもや不合格……。ここまでガンバっても受からないことで、自信を失い気持ちが離れてきたときに、高校の同級生で現在の夫と交際がスタート。12年のプロテストの2次を前にプロポーズを受け、結婚を決意。母の叱咤激励や夫の協力を受けながら「プロテストも受かりました! 結婚もします!」という報告をしようと決めてこれまで以上に努力をしたところ、3度目のプロテストで見事合格しました。

 今年の1月に長男・大喜くんを出産すると、4月にはステップアップツアーに復帰。とにかく前向きで努力家の綾香ちゃん。今月のこのページの構成のアイデアも自分自身で決めて、得意なイラストで、親子共演のコラージュを描いてくれました(右上の写真も綾香ちゃんの作品。下は、同時期に妊娠したお姉ちゃんと一緒に、大きなお腹に絵を描いて撮影)。

 身長148センチは、女子プロのなかでは最小サイズ。その小さなカラダのどこに、そんなパワーやエネルギーがあるのでしょうか?






アプローチはシンプルが一番!
フィニッシュで腕とヘッドをカラダの正面に置く

▲腕もヘッドもカラダの正面にきちんと収める、正しいフィニッシュをとる


▲上げようとする動きが入ると、左ヒジが引ける。この動きがダフリやトップの原因になる



正しいフィニッシュを意識して振ればミスヒットしない

 ワッグルさんには、昨年に掲載された「女子プロ絵ゴコロ選手権」で登場させてもらった林綾香です! 趣味のイラストもどこになにを描くかのイメージが大切ですが、アプローチも同じ。できるだけカンタンに寄せられる方法をイメージして、シンプルに打つのが成功の秘けつです。

 シンプルなアプローチとは、ロフトどおりにボールを上げて、適度にコロがるピッチ&ランのことで、アプローチが苦手な人は必要以上にボールを上げようとしがち。上げる意識が強い人は、フォローで左ヒジが引けるので、両腕やクラブがカラダからはずれてしまっています。

 カラダの回転をメインにクラブを振れば、腕はカラダの幅からはずれず、ヘッドは腰の高さでカラダの真正面にきます。つまり…

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