銀ブラ、ウエアショッピングからの
ドライバー飛距離アップ術

Sayuri Takashima
たかしま・さゆり――1992年9月3日生まれ、23歳。173cm。4人姉弟(姉ふたり、弟)。得意クラブはドライバー。83期生。A型。京都府出身。フリー。


　173センチと女子プロ界でもかなりの長身。しかもスレンダーで顔も小さく“モデル系美人プロ"というキャッチフレーズがぴったりの高島さん。自身の性格を聞くと「めんどくさがり屋のいきあたりばったりのおてんば娘って、感じです(笑)」という。

　趣味は映画鑑賞で、ひとりでも映画館に行くほど。最近は家での鑑賞がほとんどだが「ひとり暮らしをはじめて40インチのテレビを買ったけど、ネットで月500円の見放題をタブレットで見ています。DVDを借りて大画面で観たほうが迫力があるけど、めんどくさいんで」。また、ラインやメールの返事をなかなか出さず、いつのまにか日がたって「忘れてた……」となることもしばしば。それで失敗することもあるので、直したいところのひとつでもあるらしいが、「手っ取り早く簡単に返事を済ますのが好きじゃない。きちんと返そうと思ってついついあとまわしになってしまうんです。どうしても急ぎの用件はちゃんと電話をして話します」と、めんどくさがり屋なのに変にマジメな一面をもつ。

　とくにゴルフに対してはかなりマジメ。ゴルフは中学1年からはじめたが、中2の夏休みに父親が単身赴任している仙台に行き、プロゴルファーに教わることに。ゴルフの知識を広げ、いろいろな楽しさを知り、ゴルフ部の名門・東北高校への進学を決意した。ただし、単に強いゴルフ部に入るだけではなまけちゃうこともあるし、強くもなれないだろうと思い、父と相談して明確な目標を設定。高校1年で全国大会出場。高2で団体戦のメンバーに選ばれ、全国大会の個人戦も上位に。高3では団体戦、個人戦とも全国優勝。18歳でプロテスト合格と具体的な目標をあげた。

　目標に向かってマジメに努力した結果、高1ではベストスコア71とアンダーを出し、高2の春には県アマ、県ジュニアで優勝。それで自信をつけ、夏にはスコア65をマーク。全国大会の団体戦でも優勝。高3は東北アマ2位、東北ジュニア優勝、プロテストも一発合格と、ほぼ描いた目標どおりの成績をあげた。

　そんな彼女の次なる目標は「今年はQTをトップ通過。来季はツアー初優勝。そして25歳までには賞金女王です!」とこれまたかなり具体的。高島さん、あなたは不マジメなめんどくさがり屋ではなく、大型だけど几帳面で行動力のある典型的なA型女子プロです!






リキんで上げた両肩を
リラックスして下げたらそのままスイング！
リキんで上げた両肩を



打つ前にリキんでから力を抜く

　ドライバーが得意な高島早百合です。大きな飛距離とこの長身のせいで威圧感を感じるのか「態度がデカい」と子どものころからよくいわれますが、心臓はノミみたいに小さいんですよ(笑)。でも、飛距離の大きさには自信アリ!

　デモンストレーションで出した飛距離(写真上)も、もう少しいけたかな?　と思います♪

　飛ばすためには力強く振らないといけないと思いがちですが、コツはその逆。どれだけ力を抜いて振り続けられるかがポイントになります。力を抜くためのよい方法は…