イ・ボミのスイング
帽子のツバを右に向けたまま振り抜くと前傾がキープできる

カラダをレベルに回転させながら腕を上下に動かす

　ボミ選手のスイングは、顔の向きに注目してください。顔の向きは帽子のツバの方向を見るとよくわかりますが、インパクト後も右を向いています。顔が早く上がってしまうと前傾角が崩れてしまうので、伸び上がるクセがある人にとっていいお手本です。ボミ選手のようにツバを右に向けるとヘッドアップが防げて前傾角を長くキープできるので、ボールよりも右を見て振り抜きましょう。

　カラダの回転と腕の動きのバランスもグッド。ポロシャツの横縞を見ると、カラダはレベルに回転し腕だけが上下に動くので、フォローを迎えるまで横縞のラインは地面と平行になっています。これは、前傾した状態からカラダを回転させ、腕でクラブを振るゴルフスイングにおいて最高の動かし方。ボールを正確にジャストミートできます。(石井)


連続写真で解説


















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イ・ボミの2014年ギア
ドライバーはつかまり重視ほかは楽に上がる高さ重視


　高いボールを打つという部分に主眼を置いたセッティングです。FWとUTを多めに入れていることからも、200ヤード前後の距離で高さを楽に出したい意図がうかがえます。アイアンもキャビティバックのやさしいタイプなので、こちらも高さが自動的に出るようなっています。ドライバーだけは上がりやすさよりも、つかまりやすさを優先。430ccの小ぶりなヘッドは、インパクト前後でヘッドがターンしやすい。460ccのフルサイズに比べるとボールは多少上がりにくいかもしれませんが、つかまったボールが打ちやすくなります。(関)



イ・ボミ Bo-Mee Lee
1988年8月21日生まれ。158cm。A型。14年ほけんの窓口レディース、センチュリー21レディス、NEC軽井沢72ゴルフ優勝。賞金ランク3位（1億1978万3686円）。ツアー8勝。韓国出身。マスターズGC所属。