レッスン

美人コーチのスペシャルレッスン

吸い込まれそうな大きな瞳にイチコロ!
高橋友希子のヘッドを走らせる飛ばしテク

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Yukiko Takahashi
たかはし・ゆきこ――1983年12月13日生まれ。164cm。A型。ドライバーとアプローチが得意なインストラクター。ベストスコア68。埼玉県出身。エースゴルフクラブ所属。


 小学校に上がると空手をやっていた父親に「プロレスとゴルフどっちがいい?」と、究極の二択を迫られる。プロレスは痛そうなのでゴルフを選択。すぐに才能が開花し、関東ジュニア優勝、世界ジュニア(11〜12歳の部)2位など、輝かしい成績を収める。高校は多くのプロゴルファーを排出する埼玉栄に入学。ゴルフ部に入り、ひとつ上には下村真由美、ひとつ下には三塚優子と、そうそうたるメンバーのなかで団体戦のメンバーに選ばれ、日神カップなどで優勝した。

 卒業後、周囲は当然プロを目指すものかと思いきや、ゴルフを突然やめ、7年間は遊び程度でしかやらない一般アマチュアに。しかし、26歳のときにやっぱりゴルフが好きだと改めて感じて、過去の実績を頼りに復帰。再び練習にはげみ、プロを目指すことを決意した。再開から1年弱で、学生のころは200ヤードくらいしか飛ばなかったドライバーの飛距離が激変。1カ月に1ヤードずつのペースで伸びて、いまでは240ヤード先のネットに当てる飛ばし屋になった。

 昨年、姉の大学の先輩であるプロゴルファー石井忍が主宰するゴルフスクール「エースゴルフクラブ」の開校にあたり誘いを受け、インストラクターとして参加することに。アマチュアにレッスンをしながらプロを目指すことになったが「人に教えることでいままで感覚だけでやってきたものが明確になり、自分自身も飛躍的にうまくなっています。やってみてよかったことしかありません」という。

 レッスンがない時間帯は練習に明け暮れているが、ここで高橋さんの性格が垣間見える。「集中するとまわりがまったく見えなくなってしまうんです。練習中は打席の近くに人がきても話しかけられても気づかないことが多くて、よく『無視された』とカン違いされてしまうんです(笑)」。しかし、この性格、目の前の1打に集中することが大事なプロゴルファーにとっては、素晴らしい資質だ。

 今年の目標は、プロテストに合格すること。そして早くツアーで勝てる選手になりたいそうだが、ただ優勝するだけでなく「優勝争いの終盤にチップインやロングパットを入れるとか、劇的なプレーでギャラリーをわかせたい」とサービス精神も旺盛だ。この大きな瞳と大きな飛距離。多くの人をとりこにする人気選手になることは間違いなしだ!


インパクトの瞬間にヘッドを走らせ飛距離アップ!
右手首の角度をギリギリまでキープする





手首のタメを瞬間的にほどくと爆発的に加速する

 しばらくゴルフから離れていたのに、復帰後すぐに飛距離が伸びて、いまではヘッドスピードが45m/秒。250ヤードは飛んでいます!この実績はみなさんの飛距離アップにも必ず役立つので、そのポイントをご紹介しますね。

 わたしの飛ばしのコツのひとつは、ヘッドスピードアップ。全体のスピードを上げるのではなく、インパクトの瞬間に爆発的に上げるようにしています。爆発的な超加速は、トップでできた右手首の角度を打つ直前までキープするタメでつくります。右手首の角度はボールの手前ギリギリまでキープして、インパクトの瞬間にリリースする。こうするとヘッドが瞬間的に走ります。

 と、言葉でいうのは簡単ですが、ボールの前後を通過する時間は1秒未満の一瞬のことなので、そのタイミングで手首を「ほどく!」と思ってもなかなかうまくはできません。この0コンマ何秒の動きは、シャドースイングで覚えてください。手首をリリースするには右手首に…

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