レッスン


ショットと同じ握りだと
ショットと同じ感覚のまま打てる!

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パットに悩んでいるあなた!パターや打ち方を変えようとしていませんか?その前にやっておくべきことがあります。それは握り方を変えること。あなたのパット、ガラッと変わるかもしれませんよ!


解説=芹沢大介 せりざわ・だいすけ
1964年11月29日生まれ。175cm、71kg。1989年プロ入のベテラン。ツアープレーヤーの経験を踏まえた深い解説に定評がある。シニアとは思えない若々しさも人気の秘密。フリー。


ベストグリップとは?
ヘッドとグリップの位置関係が変わらない握り方

握り方選びの目安は手首が使いづらいこと

 自分に合ったグリップとは、いつでも安定したストロークができるグリップ。具体的には、ストローク中にグリップとヘッドの位置関係が変わらないことです。

 位置関係が変わるおもな原因は、手首を使うこと。ストロークに対してヘッドの動きがアンバランスになり、ヘッドが手より前に出たり、逆に遅れたりします。こうならない握り方が、選ぶ際のひとつの目安になります。

▲アドレス時のグリップとヘッドの位置関係を保ったままストロークできるのがベストな握り方だ



▲グリップとヘッドの位置関係が崩れなければ、ストローク、打点ともに安定。狙いどおりに打てる



▲どんな握り方でも握る圧が強すぎてはダメ。ショットより弱めに握るのが目安




ショットと同じ握り方だと、ショットと同じ感覚のまま打てる!

アプローチのようにややハンドダウンで構える

 ショットと同じ握り方の最大メリットは、ショット、アプローチときた流れを絶やさず、同じ感覚のまま振れること。ショットとパットの関連性を重視している人に向きます。

 個々の考え方によって変わりますが、どちらかといえば利き手の右手で打つイメージの握り方。アドレスはアプローチに近く、ややハンドダウンになる。ショットとリズムで打つといいでしょう。


小田孔明
安定感が抜群なんです


強風下でもフラつかずにしっかり打てる
全英オープンで握り方を変えたけど、風にあおられて手元がフラフラしたのですぐに戻しました。握り方としては一番安定しています。


斉藤愛璃
このグリップがいちばん打ちやすい♪


自然のなりゆき?気づいたらコレだった
あまり考えずに握っていたのですが、違和感なく握れて打ちやすかったのがこの握り方。結果的にショットと同じでした。

▲ショットより少しロングサムに握って方向性を安定させる




細川和彦
グリップは替えても握り方は変えません


左手の人さし指を伸ばして持つ
基本はオーバーラップですが、左手の人さし指を伸ばします。こうすると両手が近づくので、少し左右の一体感が出せるんです。

▲両手を近づけることで、グリップを挟む感覚を出している




川村昌弘
アイアンと同じグリップを入れてます


アプローチの延長の感覚で打っている
ショットやアプローチの感覚で打ちたいので、握り方はインターロッキングで統一。グリップもアイアンと同じものを差しています。

▲ショットよりソフトに握り、アプローチに近い姿勢で構える




田中泰二郎
左手は強めに握ってます


手元が流れないよう左手をやや強めに握る
ショットほどではありませんが、パットでも左手を強めに握ります。こうすると手元が流れず、左手を支点に打てます。

▲左手の3本指をやや強めに握って支点にするのがポイント




ショットグリップのポイント
手首の角度を保ちワキを締めたまま右手で打つ

 ショットと同じグリップを用いるなら、ショットを打つ際のポイントを踏襲することが大事です。

 たとえば手首。ショットでは左右どちらか、あるいは両方の手首の角度を変えないように心がけると思いますが、パットでも同じ。また、ストロークが小さいですから、終始ワキを締めて動くこともできます。

 これらのポイントを念頭に置き、右手で打つイメージで振れば、いいパットが打てると思います。



▲手首を使わずに打つところもショットと同じ。手首の角度をキープしよう



▲ショットに似た体勢でアドレスすると構えたときの景色や始動のきっかけが統一できる



▲ワキを締めておくことで、腕とカラダが一体化した状態でストロークできる



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