レッスン


福田裕子のアップ・ダウンでのヒント
高低差があるときに失敗しないコツ

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アマチュアは、高低差がある状況になると大きなミスをしがち。理論派プロの福田裕子に失敗しないコツを聞いたら、「低い弾道で攻めましょう!」とアドバイスしてくれた。

打ち上げ・打ち下ろしは、ローボール狙いでミス激減!

低い弾道でラインを出すのが最良の攻略法

 打ち上げ・打ち下ろしで、大きなミスをしないコツは球筋にあります。どちらも、低い弾道を心がけてください。打ち上げはヘッドアップとすくい打ちに注意。落下地点が見えないので、ボールがどこに飛んだか気になりますが、顔が早く上がってしまうとミスヒットが出やすくなります。また、キャリーが短くなるぶんを補うために、ボールを高く上げようとするとダフリ・トップが出てしまいます。
 打ち下ろしはキャリーが伸びるぶん飛ぶ状況ですが、高いボールでもっと飛ばしてやろうと思うのはミスの素。打ち下ろしでの高弾道は、落下するまでの時間が長くなるぶん、曲がってしまうとOBや林の中まで飛んで行く危険性があります。

 どちらも距離感を出すのはむずかしいので、方向を重視するショットが最良の策。低い弾道でラインを出す打ち方をすれば大きなミスを防げるので、スコアをまとめることができます。

打ち上げ

▲落下地点が見えないので、顔を早く上げて打球を確認したくなる状況。ヘッドアップによるミスが出ないように、顔を残す意識を強くもつ



打ち下ろし

▲高い弾道を打てばキャリーが伸びて大きく飛ばせる状況だが、飛ばそうとするのはミスの素。ラインを出す低い弾道で方向性を重視する




▲ドレス時に低く打つ工夫をしたら、インパクトゾーンではヘッドを低く動かし、イメージしたラインに打ち出すだけで振り方は大きく変えない



▲低い弾道は目線を低くとったり、ティショットでは低くティアップするなど、アドレス時のちょっとした工夫で打てる



▲低く打ち出そうとしてボールを上から潰すように打つと、カラダや手が目標方向に出やすくなる。ロフトは立つがスピン量は増えるので、高さを抑えられないし曲がり幅も大きくなってしまう




▲胸を地面に向けたまま振り下ろすと、顔が早く上がるのを防げる。弾道は極端に低くではなく、いつもより低めを意識すればOK



▲ヘッドアップしてしまうと軌道やフェース向きがズレてしまう





福田裕子 ふくだ・ゆうこ
1981年11月11日生まれ。168cm。ツアー屈指の理論派で、レッスン上手として知られる中堅プロ。今季はQT上位(12位)でツアーフル参戦の権利を獲得。シード復活を目指す。鹿児島県出身。関西軽井沢GC所属。

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