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打ち上げグリーンは、面が見えなくて不安。ピンの根元も見えないから、距離感が出しづらく、ショートのミスも出がち。今月はそんな打ち上げグリーンの攻略法を、高橋良明プロが解説します!
構成=長沢潤/写真=小林司/協力=サザンヤードカントリークラブ


高橋良明 たかはし・よしあき
オーストラリアで研さんを積みPGAトーナメントプレーヤーとなる。サザンヤードCC所属。



67歳。160cm、56kg。ゴルフ歴30年。素振りは毎日欠かさないがラウンドは2カ月に1回。アプローチの感覚を忘れてしまうのが悩み。

苦手
大きめに打とうと思っているがそれでも短い!

 打ち上げだとキャリーが減ります。しかも足元も左足上がりなら、ロフトも寝るのでさらに飛距離は落ちます。だから番手を上げて、そのぶん飛距離を出してピンまで届かせようとするのがセオリーですよね。でも、それでもショートすることが多い。しかも、短い距離なのに左右にはずすことさえある。距離も方向も合わせてピンに寄せたいものですが…。

大槻さんのスイング














▲ハンドファーストに構えてはいるが、インパクトからフォローでは球を上げる意識がはたらいてしまう




大槻さんの苦手な理由
球を前に押す力が弱くなりすぎている

 左足上がりのライで斜面に沿って振れば、ロフトが寝るため距離は落ちます。でも、多くの人はそのうえ、球を上げようとしてすくい打つインパクトになり、さらにロフトが寝ます。加えて右足に体重が残ったまま振り切るカタチになるので、しっかりと球を押し出せない。つまり、1番手ぶん以上、飛距離を出せなくしているから、ショートしてしまうのです。また、「1番手上げてもショートしそうだ」と感じて強く当てると、スピン量が増えすぎて、それもまた飛距離が落ちる原因。結局は1番手上げても足りなくなっているのです。(高橋)

▲すくい打ちをするとロフトはさらに寝るため高く上がり、球を前に押せない



▲1番手上げて対応できる以上に飛距離が落ちる原因をつくっている

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