負けず嫌いなハーフ女子大生
村田理沙のヘッドを走らせる飛距離アップテク

写真＝川しまゆうこ／協力＝深大寺、大師茶屋、アコーディア・ガーデン調布

Risa Murata
1995年6月22日生まれ。20歳。161cm。O型。2015年TPD単年登録。昨年のQTで88位に入り、今季レギュラーツアーに出場。趣味は映画観賞。東京都出身。レオパレスリゾートグアム所属。


　白のワンピースが似合う美女は、今年の1月に行われた「若手の登竜門」といわれるグアム知事杯で優勝した村田理沙。「9歳のころ、祖父母につれられて練習場に行くようになりました。最初のころは友達に会うのが楽しくって♪」というのがゴルフをはじめたきっかけだ。

　その後、石川遼、薗田峻輔などを輩出した名門・杉並学院のゴルフ部に入部。中学では全国大会で２位、高校３年のときには団体戦の主将を務めた。昨季のQTで88位に入り、TPD単年登録でプロに転向したが、山梨学院大学にも在籍する“女子大生プロ”として活躍している。

　端正な顔立ちで、インタビュー中は優しい笑顔をよく見せてくれるのが印象的な理沙ちゃんだが、自分の性格について聞くと「“超”がつくぐらい、とにかく負けず嫌いです」との意外な答えが返ってきた。
「ゴルフでも競っているときは、絶対負けたくない！と思っちゃう。でも最近は相手よりも自分に負けないことのほうが大事だと気づきました。『このパーパットを決める』とか、自分自身との戦いを意識するようにしています。人のことは考えずにひたすら自分のゴルフを高めていきたいですね」。

　そんなストイックな彼女だが、今季は最終プロテストで不合格となってしまった。酷な質問だが、いまの心境を聞いてみると「めちゃくちゃくやしかったです。昨年のプロテストで力の差を確実に感じたので、１年間ものすごく練習しました。だからグアムでも優勝できたし、手応えも自信もあったんですが……。落ちたときは、なんで落ちたのかわからなくて、かなり悩みました」。しかし、落ち込んでばかりもいられないこともわかっている。「今年のQTは必ず上位に入って来季は全試合に出場します！」と新たな決意を抱き、彼女はもう次の目標へと突き進んでいる。

左内モモで踏ん張って切り返すと

ヘッドがビュンと走る！

　ワッグルでレッスンするのは、はじめての村田理沙です。今月は、私自身も飛距離が大きく伸びた「ドライバーの飛ばし」の秘けつをレッスンさせていただきますので、よろしくお願いします！

　飛ばないアマチュアの多くは、腕や肩など上半身の動きばかりに意識がいきがち。上半身ばかりが動くと、ダウンスイングでカラダが左に流れてしまうので、もっと下半身を使って打ってください。

　下半身を使ったスイングのポイントは…