全身でつくり出したパワーをターゲットに向ける松山スイングは大きな「斧」。その鋭く強靭な刃は、ひと度振り下ろせば凄まじい加速力とパワーですべてをなぎ倒す、圧倒的な強さを誇る
スムーズに流れる森田のスイングは、リズミカルに振りまわした「鞭」のよう。華麗にしなやかに動いているように見えるが、触れたものを包み込み力強く弾き飛ばすパワーが潜んでいる
大きく振りかぶったさくらのトップは、武士が「刀」を振り下ろす瞬間を想像させる。ただし、その刀はいわば妖刀。その妖しさゆえに使い手を選ぶが、達人が振ればこのうえない切れ味を発揮する
太い幹を動かすプロ共通のテクニックをマスターしよう!
カラダを大木にたとえると、胴体(体幹)が太い幹で腕やクラブは枝や葉になります。プロとアマの大きな違いは枝葉を揺らす、つまり腕やクラブを振る方法です。太い幹である体幹を動かして振ろうとするプロに対して、アマチュアは幹を動かさず枝葉を動かして振ろうとしますが、これがカラダを思うように「動かせない」「安定させられない」大きな原因なのです。
体幹とはアバラ骨から股関節の間の部分で、ヒジやヒザのように大きく動く関節がないので、上手に動かすのはむずかしい。しかし、プロのなかでも体幹を際立って上手に使うこの3選手のスイングを手本にまねれば、あなたも上達に不可欠な体幹スイングを必ずマスターできます!
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